黙祷  1.17

12年前の117日朝5時46分に、それは我が家にも訪れました

当時、私は兵庫県の尼崎市に住んでいました。それは寝込みを
襲うように「ゴォ-!」という音とともに経験したことのない揺れが
突然やってきて、私達夫婦はただ恐怖から布団の下で身を縮めて
それが静まるのを待っただけで、逃げるとか小学生の時から、
誰もが受けている防災訓練のように頑丈な机の下に入り
身を守るなんていう余裕がなかったのが現実でした。
それでも、助かったのは、頑丈なマンションの造りと寝室に倒れて
しまうような物を置かなかったことと、慌ててその場から動かなかっ
たからです。
震災後2人の子供に恵まれ、上の子が今年12歳に成るのですが、
ここ日南市も地震の多い所なので今でも家族4人、物を置かない
殺風景な部屋で一緒に寝るようにしています。

地震などの大きな自然災害は人間の都合、自分の都合に合わせ
てはくれません。だから気をつけていても不運にも避けられない
場合もありますが、普段から防災意識を持つ習慣をつけていれば
自分の本能的行動も含めて怪我や被害を最小限に抑えられる
のではないでしょうか。
忘れてはいけません。1.17

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