追い込まないトレ-ニング

専門誌では限界まで追い込むトレ-ニングを紹介されることが
多いのですが、私は現在、追い込まない(追い込み過ぎない)
トレ-ニングを実践しています。

20代~30代のころは、体力を使う仕事に就いてた上に量の多い
トレ-ニングや26年前のマイクメンツァ-第1次ヘビ-デュ-ティ-
ブ-ム時代からネガティブトレ-ニングを多用したり追い込むのが
当たり前の事を続けていました。
自分の回復力を若さに任せて無視していたことで、3年目からは
怪我をすることが増え筋力と筋量は変わらないという事を20年
続けてしまいました。

追い込むトレ-ニングはトレ-ニングがあまり好きでない人向きで
トレ-ニングが好きな人は追い込まないトレ-ニングを薦めます。

人間、好きな事に関しては度を越すことが多いんです。
たとえばアルコ-ルや食べる事が好きな人は気をつけていないと
度を越して健康を害したり肥ってしまいますし、筋トレも同じことが
いえます。
トレ-ニングが好きで大会を目指してハマッテイル人ほど
追い込まないように
心がけても身体にとっては丁度良い追い込み
になっているんです。
だから大会に向けて調整段階に入る時は特に要注意です。
モチベ-ションが高まり自然と追い込みを掛けすぎてしまい
そのうえ食事量もセ-ブする訳ですから回復が追いつかなくなって
怪我をする事でしか使用重量やトレ-ニング時間を減らせなくなり
そのように、シ-ズンをのりきるパタ-ンが定着してしまったら
優勝できても身体はガタガタ状態、家族や職場の理解を得られ
なくなる結果
選手寿命が短くなってしまいます。

専門誌にトップビルダ-の大会前後のコメントが、まるで怪我自慢
をしているかのように載せられてますが、いくら競技だからとはいえ
本来身体作りであるボディビルディングがそのように紹介されると
一般の方から誤解されてしまうと思うんです。

好きな事を好きなだけするのは努力ではありません、自分の体に
対しても我がままです。

意識を変えて少なくとも自分の家族や周りの方の理解を得られる
ようにボディビルをしていきましょう。

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