筋トレの奇跡

先日、地元の新聞にアジア.オセアニアの障害者スポ-ツの祭典
フェスピック.クアラルンプ-ル大会でパワ-リフティングの
ベンチプレス女子44キロ級で優勝された方が紹介されていました。

ベンチプレスと言う競技はベンチに仰向けに寝て、両手で全身の
筋力を使いながらバ-ベルを胸に付くまでおろして、肘がのびきる
まで押し上げる重量を競うのですが、記事によると、この方は、
全身の筋力が衰えていく遺伝性末端神経障害のシャルコ-
マリ-トゥ-ス病
のため、子供のころから歩行困難で握力は、
ほぼゼロ,座っていても膝が痛むほど進行していたそうです。

それが、02年に現在のトレ-ナ-の方に出会い、半年後に自力
歩行できるようになり、今では2キロの距離を走ることもでき、
ベンチプレスに必要な握力の問題も特訓で克服したそうです。
記事を続けますと、競技では、04年とその翌年に、
「ジャパンオ-プンベンチプレス大会」で健常者を破り連続優勝。
今回も下肢障害の選手が中心の障害者大会で、全身に障害が
及ぶ疾病の選手の活躍は極めてまれで、本人も
調子が落ちてもトレ-ニング不足と考え、病気が原因とは
思わないようにしている」
リハビリの域を超え、アスリ-トとして毎日ジムで汗を流しながら
主婦として炊事や洗濯もこなす。という記事でした。
本当に素晴らしいトレ-ナ-との出会いと、ご本人の精神的強さが
一般的なリハビリでは考えられない結果をだされたんだと思います

私もトレ-ナ-の立場で、筋トレの必要性は日々、ジムの
皆さんにお伝えしてますが、このような奇跡的な結果につながる
筋トレの可能性、素晴らしさを伝えられるように
コミュニケ-ションの大切さを理解し怠らないようにしなければと
勉強になりました。

本日のジム利用者数57名様、有難うございました。
                    お疲れ様でした。